今回はちょっと長くなります
ナレーション加藤みどり風にお読みください。
大きな魚を釣っても、船に引き揚げるのが大変なのと
釣った魚も大きいと生簀に入らないで、困ると言う今回の依頼主。
そこで、今回も立ち上がりました匠 FRP魔術師のBAN
さぁどんな匠の技を見せてくれるのでしょう!
まず二つに仕切られている生簀を一つにして保温材を回りに施して行きます。
before
水入れの為の栓を塞いだり、内蓋のたちあげを作ったりと
下処理もあり、見た眼の変化は少なくとも大変な作業なのです。
しかし、匠が手を施すと・・・
まぁなんと言う事でしょう!
after
キレイに塗装も仕上がり、魚を入れるのが楽しみです。
内蓋も開け閉めが楽に出来るように工夫されています。
これで体の長いサワラが釣れてもしっかりと保冷されたまま、水揚げが出来ます。
さらに匠は、大きな魚が釣れても引き上げやすいように改造して行きます。
before
高い舷側の一部を切り取って、引き上げの間口を作ります。
巻上げ機を置く台も邪魔になり、狭い船上の動きに更に制限が出ます。
そんな要望を匠は意図も簡単にこなします
まぁなんと言う事でしょう!
after
舷側の上部をハネ上げて、仕切り板を取り外せば、100kgのマグロだって、カジキだって一人で釣りあげられます。
依頼主さん、大物が待っていますよ!
オソマツ
作業後記
今回は、保冷庫に7日、舷側に3日の10日間の作業でした。
大変だったのは、保冷庫の仕上げの塗装なんです。
狭い場所での塗装なので、扇風機を使えば良かったのですが、
取りに行くのも面倒だったので、そのままやりました。
さすがに揮発性の高い塗料だけあって、かってに涙が出てきて、
すぐにクラクラしてきます
一人で正気を保とうとするのが大変で、変なテンションになって、
「こんな所を人に見られたら」
とか考えると可笑しくなります。笑っていると中毒症状のようなので、
ガマンしていると余計に可笑しくなってきます。
「ラ○ってるな~俺」と思ったらすぐに換気の良い所で、休憩しましょう
作業の進み具合を見に来た島人に
「バンちゃん、いい臭いで、楽しそうだな~
」
って、からかわれましたが、いや本当に大変でした

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